21[2024年7月]音声で変わるAIとの対話 〜 ChatGPT音声モードがもたらした新たな衝撃

21[2024年7月]音声で変わるAIとの対話 〜 ChatGPT音声モードがもたらした新たな衝撃

これまでの連載では、私がChatGPTと出会い、PerplexityやGensparkなどのAIツールを活用し、業務改善に取り組んできた道のりをお話ししてきました。特に、OpenAI o1の登場は、私に大きな衝撃を与え、AIの可能性をさらに確信させる出来事でした。そして、その興奮冷めやらぬ中、2024年7月31日、OpenAIはChatGPTに「音声モード(Advanced Voice Mode)」を実装しました。この新機能は、私とAIとの関わり方を、さらに大きく変える可能性を秘めていました。

音声モード登場 〜 待ち望んだ機能

以前から、私は「AIと音声で会話ができたら、もっと便利なのに」と感じていました。特に、運転中や、家事をしている時など、手が離せない状況で、AIに質問したり、指示を出したりできれば、どんなに効率的だろうと考えていたのです。

そんな中、ChatGPTの音声モードが、ついにリリースされたのです。このニュースを知った時、私は、「ついに、この時が来たか!」 と、小躍りするような気持ちでした。

まるで人間と話しているよう 〜 自然な会話に驚愕

早速、ChatGPTの音声モードを試してみました。そして、その自然さに、本当に驚かされました。 これまでの音声アシスタントとは異なり、まるで人間と会話しているかのような、スムーズなやり取りができるのです。

特に、OpenAIが複数のプロフェッショナル声優と協力して開発したという、リアルで聞き取りやすい声は、従来の機械音声とは一線を画していました。抑揚や、感情表現も豊かで、本当に人間が話していると錯覚するほどでした。

有料プランユーザー限定公開、試したくてChatGpt plusに

当初、音声モードは、ChatGPT Plusユーザー限定の機能として公開されました。すでに無償版の性能に驚き、遊び倒して試していた私にとって、音声モードはさらなる衝撃でした。私は、この音声モードを試したく、有料契約したのです。

ハンズフリーの利便性 〜 広がる活用シーン

音声モードの最大のメリットは、やはり「ハンズフリー」であることです。これまでのように、パソコンやスマホの画面を見ながら、キーボードやタッチパネルを操作する必要がありません。

例えば、運転中に、ふと思いついたアイデアを、ChatGPTに音声でメモしてもらう。料理をしながら、レシピの確認や、タイマーの設定を、ChatGPTに音声で指示する。通勤電車の中で、ニュース記事をChatGPTに音声で読み上げてもらい、その内容について議論する。

このように、音声モードは、AI活用のシーンを、飛躍的に広げてくれました。

AIと人間の垣根を、さらに低くする

ChatGPTの音声モードは、AIと人間とのコミュニケーションを、より自然で、より身近なものに変えました。 これまでのように、「AIに指示を出す」という感覚ではなく、まるで「友人に話しかける」ような感覚で、AIと対話できるようになったのです。

この変化は、AIに対する心理的なハードルを下げ、より多くの人々が、AIを積極的に活用するようになるきっかけとなるでしょう。AIと人間との垣根が、さらに低くなり、両者がより自然に協働できる未来が、すぐそこまで来ていると感じました。

音声モードが、働き方を変える

ChatGPTの音声モードは、私の働き方を、さらに大きく変える可能性を秘めています。例えば、会議中に、議事録をリアルタイムで作成したり、外出先から、必要な情報を音声で確認したりすることも、容易になるでしょう。

AIが、真の意味で、私たちの「パートナー」となる時代が、すぐそこまで来ているのです。